カタールに関する一般情報
一般情報
面積 | 11,427㎢(秋田県よりもやや狭い) |
行政区分 | 2015年より8区分 |
首都 | Dohaドーハ(人口:956,457人/面積:203㎢) |
略史 | 18世紀から19世紀にかけてクウェート、アラビア半島内陸部の部族がカタールに移住したことにより、現在のカタールの部族構成が成立した。その後1916年に英国の保護下に入る。1968年英国がスエズ以東から軍事撤退を行う旨宣言したことにより、1971年9月3日、カタールは独立を達成した。 |
カタール人人口 | 約30万人(非公表/半数は子供)・アラブ人 |
在住外国人人口 | 南アジア(インド、パキスタン、バングラディシュ、スリランカ、ネパール)、及びフィリピン人で約200万人。その他の外国人は、近隣アラブ諸国、アフリカ諸国、欧米の順番。 |
第二の人口都市 | Al Rayyanアル ライヤン(人口:605,712人/面積:2450㎢)ドーハ市西側に隣接。 メインはグリーンラインメトロ走行エリア。大規模ショッピングセンター、スタジアムを抱える。 |
第三の人口都市 | Al Wakrah アル ワクラ(人口:299,037人/面積:2577㎢)ドーハ市南側に隣接。 漁港などを抱えるドーハ勤務住民のベッドタウン。 |
第四の人口都市 | Al Khor アル コホール(人口:202,031人/面積1613㎢)ドーハ市より北に約100km。 主に工業都市。 |
宗教 | 主にイスラム教・スンニ派。イラン系ムスリムなどは一部シーア派もあるか、モスク自体が少ない。他は、人口の多数を占めるヒンズー教徒、キリスト教徒。 |
電力事情 | ドーハなど都市部においては2022年現在、停電はほぼない。地方都市では砂嵐や大雨の後に停電が発生することもある。 |
公衆衛生事情 | 水道水は全て海水が淡水化されたもの。都市部はラインウォーターがあるが、郊外はウォータータンカーで配水する地域もある。うがいなどに使用しても問題ないが、引用はボトルウォーターを使用することを推奨。 |
治安事情 | 当地居住者は犯罪=身柄拘束・逮捕・懲役・国外追放など厳しい法整備下にあるので、基本的に治安はとても良い。 |
経済
主要産業 | A)原油 確認埋蔵量:約252億バーレル(世界シェア:1.5%) 可採年数:約38.1年 生産量:約181万B/D(2020年/BP統計) B)天然ガス 確認埋蔵量:約24.7兆立法メートル(世界シェア:13.1%)可採年数:144年 生産量:1,713億立方メートル(2020年/BP統計) |
GDP | 約1,692億ドル(2021年/IMF推計 : 一人当たり約6万2千ドル(2021年/IMF推計) |
GDP 成長率 | 1.9%(2021年/IMF推計) |
総合物価上昇率 | 6.5%(2021年/IMF推計) |
法人税率 | 石油およびガス会社を除き、外国人利潤分配分の 10% |
課税年度 | 基本的に課税年度は暦年であり、税務申告書は会計年度の末日から4カ月以内に提出しなければならない。納税者は、例えばその納税者が課税年度とは異なる会計期間を適用する会社グループのメンバーである場合、またはその納税者の活動の性質上、異なる課税年度を用いる必要がある場合等、特定の状況において、当局からの承認を得た後に異なる年度末を申請することもできる。 |
キャピタルゲイン税率 | 10% |
源泉徴収税 | ロイヤリティと技術料 5% / 利息 5% / 手数料、立会料その他サービス 5% |
相続税、贈与税、 VAT | なし |
関税 | 基本税率5% |
物品税 | タバコとタバコ製品 100% / 栄養ドリンク 100% / 炭酸飲料 50% 特殊用途品(特定の条件と許可の下で消費される)100% |
観光訪問
電圧/プラグ | 240Vなので未対応の電子機器は変圧器が必要。パソコンや携帯などは一般的にはそのまま使用可能。一般住宅のプラグ形状はBGタイプだが、ホテルは日本と同じAタイプ、またはUSBソケットあり。 |
服装 | 当地でも欧米人やフィリピン人は男女ともに露出が高いが、原則として体の線が隠れる服装が望ましい。女性が髪を隠す必要はない。夏は気温40~50℃と熱いが、日差しから肌を守るためにも長袖を推奨。また、全ての建物内はエアコンで16℃ほどまで冷やされているので、防寒の意味でも長袖や羽織るもの必須。夏場はサングラスもあった方が良い。 |
写真撮影 | 原則として、カタール人の男女、子供には許可なくカメラを向けない。その他のムスリムにも配慮が必要。政府機関、空港、軍、警察関係の建物、人、車両の撮影は身柄拘束の対象なので絶対にカメラを向けないこと。 |
両替 | 空港内、ホテル、ショッピングモール、スーパー、メトロ構内にあり。出稼ぎ労働者が多く並んでいる店はレートが良い。パスポート、滞在先ホテル名、職業などをヒアリングされる。 |
医療/救急 | 観光客でも国営ハマドホスピタル、民間病院は実費で使用可能。クレジットカードなどの保険でも多くの場合カバーできる。救急車は999に電話すれば、通常は15分以内に救急隊員が来る。救急隊員たちは英語可能。日本語対応はどの病院でも不可。救急車の搬送料金は日本と同じく無料。救急搬送されてそのまま手術をした場合や、ICUに入るような重症の場合は、2泊目までは無料。以後は部屋代などが請求される。 |
チップ | あげなくても大丈夫だが、あげた方が印象が良い。ホテルのポーター、ルームサービス、ハウスキーピングなどは5~10QR、高級レストランは会計額の5~7%くらい、カジュアルレストランやカフェなどは会計額に5~10QR程度。 |
メトロ | メトロはレッド、グリーン、ゴールドの3路線。環状線はない。全ての路線の乗換駅はMusherib(ムシェリブ)駅。乗車料金はどこまで乗っても1回2QR(通常シート)/8QR(ゴールドクラス)。ただし、切符ななくIC対応なので、10QRでメトロカードを購入し、そこに5QR単位でチャージが必要。メトロカードは無記名。紛失時保証なし。 |
タクシー | 料金メーターのあるちゃんとしたタクシーは、政府系のKawra Taxiのみ。主に空港にいる車体はエメラルドグリーンかホワイト。乗用車タイプだけではなく、15名乗りや車椅子用など、車体のバリエーションは多い。支払いは現金か、乗車後にモニターにQRコードが表示されるので、それをスマートフォンで読み取ってApple payなどで支払える。カードリーダーは各車に配備されているが、電波状況などによって読み込めない時があるので、QRコードで支払いが便利。空港〜ホテル以外でも使用する場合は、Kawra Appをダウンロードし配車をリクエストする。アプリにクレジットカードを事前登録しスムーズな支払いも可能。台数が少ないので市内で利用するのはなかなか難しいが、政府系のためドライバーの品もよく安心して乗れる。 |
Uber | Uber Appから配車可能。台数が多いのですぐに使える。ただし、車の状態とドライバーのマナー、運転スキルは不安定。支払いは現金かアプリ経由のカード決済のみ。現金だと、お釣りがないというドライバーも多いので、カード決済を推奨。 |
予定されている主要イベント
Hamad International Airport expansion | 2023年1月から拡張ぶ営業開始予定。 |
Hamad International Airport expansion | 2023年1月16日〜22日/テニス |
Volleyball Beach Pro Tour Finals 2023 | 2023年1月26日〜29日/バレーボール |
Qatar Open Amateur Golf Championship 2023 | 2023年2月10日/ゴルフ |
Qatar TotalEnergies Open | 2023年2月13日~18日/テニス |
Qatar ExxonMobil Open | 2023年2月20日~25日/テニス |
ITT (Institute of Travel Tourism) Conference | 2023年6月5日~7日/旅行 |
AFC Asian Cup 2023™ | 2023年6月16日~7月16日→2024年1月~2月へ変更予定 /サッカー |
Moto GP 2023 | 2023年11月17日~19日/バイクレース |
Expo 2023 Doha | 2023年10月14日~179日間にわたって開催 /ガーデニング |
Formula1 2023 | R19/2023年10月6~8日Lusail (ルサイル)にて開催 / カーレース |
Geneva International Motor Show Qatar 2023 | 2023年11月1日~30日までDECCにて開催 / 自動車 |
AFC U23 Asian Cup 2024™ | 2024年1月10日〜28日/サッカー |